A50事業報告 / A50実行委員会 Mail


財務報告
　私は､常々日米関係は世界で最も重要な二国間関係の一つと考えております。21世紀の世界経済繁栄のためにも、日米両国が多くの分野で相互理解を一層促進させ、そのきずなをより強固にしてゆかねばなりません。そうした関係を築くために大切なことは、できるだけ多様なチャネルを持つことです。お互いに信頼しあえるものが集まり、face to faceで、自由で率直な意見交換ができる場を持つことが望まれます。
　そこで、サンフランシスコ平和条約締結の50周年を機に、日本が戦後アメリカの皆様から頂いた多くの支援に感謝の気持ちを伝えると共に、これからも日米関係をより深く発展させていくことの重要性を草の根レベルで話し合い、確認し合うことを目的としたA50事業の話を伺った時、即座に私は大変意義のあることであるとご協力をお約束した次第です。
　この事業遂行に当たっては、5億円という予算がたてられました。昨今の日本経済の状況を考えれば、実績のない任意団体としては極めてチャレンジングな計画であったと言えます。同時に、その目的から失敗が絶対許されない事業でもありました。はからずも財務委員長をお引き受けすることになりましたが、その責任の重さを考えれば、身に余る大役であると、率直に申しまして若干の不安をもっての活動開始でした。
　幸い、多くの企業、団体、個人の方々にご賛同、ご協力を頂き、お蔭をもちまして10月末時点で、4億5,439万4千円のご寄付を頂きました。結果、A50事業もほぼ所期の目的に沿って成功裡に実施されました。本日ここにこのようにご報告できることを大変うれしく存じますとともに、皆様方に厚く御礼申し上げる次第です。
　このA50事業を機に、日米関係の重要性を再認識すると共に、今後とも両国が手を携えて世界の平和と繁栄のために尽くすことを皆様と一緒に再認識致しまして、御礼にかえさせていただきます。

2002年2月
A50財務委員会委員長　豊田章一郎


連絡先：A50事業関連連絡事務所　(株)デシジョンシステム気付
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