A50事業報告 / A50実行委員会 Mail


はじめに
　我が国は戦後の復興期に、食糧、医療などの人道的援助をはじめ、民主主義の導入、教育制度の改革、産業の復興、さらには米国市場の開放など米国からさまざまな支援と協力を受けましたが、これらは日本の新しい出発と発展には不可欠なものでありました。
　新世紀の最初の年である2001年の9月8日は、我が国の国際社会復帰が認められたサンフランシスコ平和条約の締結50周年にあたり、私達A50の関係者はこの機会に米国に対し心から感謝の意を表明し、今後の日米間の絆を一層ゆるぎないものにいたしたいと考え、A50事業を実施しました。
　お蔭さまで奨学金、出版および式典の3つの事業は成功裡に実施できました。ただ、もう一つの大きな柱であるキャラバンにつきましては、米国同時多発テロの発生により、一部日程の中止を余儀なくされたことは誠に遺憾に存じます。しかしながら、前半部分では夫々有意義な行事を実施ができましたことをご報告申し上げます。
　A50事業の実施に当たり、各界関係者の力強いご賛同を得るとともに、多数の協力者、ボランティアの方々の献身的なご尽力、ご支援をいただきました。また、募金活動につきましても、日本経済の長引く低迷にもかかわりませず、企業・団体および個人の方々より多額のご寄付を賜り、お蔭様で所期の目的を達成することができました。
　「A50事業報告書」を取纏めるにあたり、改めて御礼を申し上げると共に関係各位の益々のご清栄をお祈り申し上げます。

2002年3月
A50実行委員会会長　大河原　良雄



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